小耳袋「ディアモールの怪 その二」
怪談ライブで聞いた公に発表できない話、印象に残った話などを忘備録もかねて共有・紹介していこうと思います。
名付けて「小耳袋」。お楽しみいただけたら幸いです。
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ある女性が語った大阪駅前第3ビルの怪談
「ディアモールの怪 その一」の怪談を聞いたあと、ライブに来ていたお客さんと中山市朗氏が自由に語り合う時間がありました。
「さっきの話怖かったねー」とみんなで盛り上がっていると、ある女性が「やっぱり、あそこって変なことが起こるんですね。私、こんな体験しました」と語った話。
話をわかりやすくするために、その女性をCさん、としておきます。
Cさんが友人と大阪駅前第3ビルに行ったときの話。
用事を済ませて下の階に降りようと、エレベーターホールを探して歩いていた。
廊下の角を曲がると、4~5メートルほど先で、女性が2人エレベーターに乗ろうとするように、タタタッと壁の方向へ小走りに駆け込む様子が見えた。
Cさんたちと駆け込む女性たちの間にはビルの構造柱があり、エレベーター自体は見えなかった。
友人が「エレベーター来てるみたい。私たちも乗ろう」と言ったので、Cさんたちも小走りになって、女性たちが駆け込んだ方向に向かった。
Cさんたちがすぐにその場所に着くと、エレベーターがあると思っていた場所には何もなく、壁があるだけだった。
駆け込んだはずの女性たちもどこにもいない。
Cさんと女性たちの間には柱があるだけで、曲り角や入り口などはなかった。
「確かに女の人いたよね?」と友達と話しながら、さらに歩くとまったく別の場所にエレベーターホールがあった。
Cさん曰く、壁に駆け込んだ女性たちは20代くらいの、ごく普通の女の子という感じだったという。
この話を語ってくれた女性は普通のOLさん、という感じの方でした。
あまり怖くはありませんが、ものすごく新耳袋的な不思議な話だったので今でもよく覚えています。
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