小耳袋「幽霊のリアルな見え方」
怪談ライブで聞いた公に発表できない話、印象に残った話などを忘備録もかねて共有・紹介していこうと思います。
名付けて「小耳袋」。お楽しみいただけたら幸いです。
10年以上前(2006年ごろ)に怪談ライブで聞いた話。
中山市朗氏がある映画監督から聞いた話。
その監督がホラー映画を撮影していたときのこと。
幽霊役に子役の女の子を起用した。
あるシーンで、幽霊役の女の子が窓の外に立つ場面を室内から撮影することになった。
しかし、撮影と子役の女の子のスケジュールがどうしても合わない。
やむを得ず、監督は女の子の等身大の写真をプリントし、それを窓の外に立てるという形で撮影をした。
撮影は無事終了し、その映画は公開された。
あるとき、監督はその映画を観た人から感想を聞く機会があった。
その人は実際によく幽霊を見るのだという。
「窓の外に女の子の霊がぼーっと立つシーン、すごいですね。あれはかなりリアルに見えました。」
監督がそのときの撮影の事情を説明すると、
「幽霊って厚みがないように見えるんですよ。だからリアルに見えたんですね。」とその人は納得した。
霊感が全くない人が聞くと「へぇ~」と感心する話。
だいぶ前に聞いた話なので、件の映画監督の名前がうろ覚えです。
確か清水崇監督か黒沢清監督だっと思います。(違ったらゴメン)
監督の名前もうろ覚えなので、もちろん映画の名前も分かりません。
私は霊感0ですので、幽霊の見える人が「これだ!」というリアルな見え方をその映画で確認してみたいです。
この話を聞いたのが2006年ごろなので、「呪怨」の後、2001~2005年の間に公開された映画ではないかと思います。
「その映画観たよ、知ってるよ!」という方、ぜひ教えてください。
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追記
この映画は黒沢清監督の「降霊 KOUREI」ではないかという親切なコメントをいただきました。
わざわざ教えていただいてありがとうございました!
このリアルな幽霊のように見えるシーンを探してみたいと思います!
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