【ダイエット失敗記】フルーツデトックス
今まで失敗してきたダイエット方法を紹介していこうと思います。
名付けて「ダイエット失敗記」。参考にしていただけたら幸いです。
今回私が失敗したのは「フルーツデトックスダイエット」。
やってみようと思ったきっかけは、この本を読んだからです。
一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか? 仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣
「ダイエットもして仕事も効率化させようゼ!」という、メタボリーマンに鋭く刺さるであろうタイトルです。
このダイエットを実践した、著者の俣野氏は1ヵ月後に5.6キロの減量に成功し、スーツを新しく新調しなければいけないという嬉しい悲鳴を上げたそうです。
私は「2ヶ月で10キロ痩せて」「運動する時間がなくても大丈夫!」「仕事の効率が上がる」などの本の表紙の言葉に釣られて、この本を購入しました。
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フルーツデトックスダイエットが続かなかった理由
- フルーツだけだとすぐにお腹がすく
- 食事のわびしさがハンパない
- ご飯やおかずの温かい食事を普通に食べたい
- お金がかかる
- 常に新鮮なフルーツを用意するのが面倒
この本の主張のまとめ
「一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?」の中で主張されていることをざっくりまとめるとこんな感じです。
- 食べ物の消化には膨大な体力を使用する
(ハーフマラソンを2時間以内で完走するのと同じくらい体力を使う) - 消化のメカニズムを考慮して、食べ物や食べる時間をコントロールすることにより、体の状態を良くして仕事のパフォーマンスを上げよう
- 消化の時間が一番短いのはフルーツ
- フルーツには酵素がたっぷり含まれていて糖質や脂質を燃焼させる
- だからフルーツを食事に置き換えて体の毒素を出そう!
フルーツデトックスダイエットのスケジュール
3ヶ月この食事内容で生活します。
社会人につきものの飲み会が入った場合の対応も書かれているので安心です。
見ているだけだと、意外とできそうな感じがしてきましたか?
私も「ほーん。これやったらできそう」と思ってチャレンジしてみましたが、わずか3日でリタイアしました。
フルーツデトックスの方法・注意点
- フルーツは常温の生の状態のものを食べる
- 缶詰やフルーツジュース、ドライフルーツ、焼きリンゴなど、加工したものはダメ
- 食事の置き換えで食べていいのはフルーツだけ(野菜もNG)
- 食べる量はお腹いっぱい食べてもOK!1回の量で大皿2枚分食べることを推奨
- フルーツは季節のものを食べる
例)冬ならみかん、夏ならスイカなど
「1回の量で大皿2枚分食べることを推奨」の部分は、大皿の具体的な大きさの説明がなく、量がイマイチあいまいです。
「いくら食べてもいいとは言ったけど、常軌を逸するほどは食べないでネ!」ということだと解釈しておきます。
「フルーツデトックスダイエット」を実行しようと思った方へ
ここまで読んで「簡単やな!やってみたろ!」と思った方もいるかもしれません。
しかし、この記事はあくまで私が失敗したダイエットの基本的な紹介だけなので、本に記載されている細かい注意などは省いてあります。
本の宣伝ではありませんが、本気で取り組むのなら本の内容をしっかり読んでからにしてください。
(それと私の続かなかった理由の詳細も読んでネ!)
「フルーツデトックスダイエット」が続かなかった理由を詳しく解説
その1.フルーツだけだとすぐにお腹がすく
本文では「フルーツの消化にかかる時間は約40分。食べ物の中で一番消化にかかる時間が少なく、身体が余計なカロリーを消費しない」とあります。
実行するとまさしくその通り!
いっぱい食べてもお腹はもたれず、スッキリ。
「満腹まで食べられるし、これって素敵やん☆」と思いかけましたが…。
しかし!消化が早いということはすぐにお腹が空く!ということでもあります。
フルーツを食べて1時間半もすると、もう空き始めるお腹…。
一番の挫折の理由は、食後すぐにやってくる空腹感のせいです。
その2.食事のわびしさがハンパない
まずは最初の3日間は、朝昼晩、食事はフルーツだけしか食べられません。
3日目が出勤日と被ったので、昼食用のお弁当箱にありったけのフルーツを詰め込み、職場の近くの公園で食べることにしました。
ちょうど季節は秋だったので、お弁当箱に入れたフルーツは梨、巨峰、バナナ。
午後の光に包まれて、公園では親子連れが和やかに遊具で遊んでいます。
その光景を見ながらベンチに座ってフルーツを黙々と頬張る私。
「シャクシャク…(梨を咀嚼する音)」
冷たいフルーツ。楽しさのない虚しい昼食…。
体の奥底からわびしい気持ちが湧き出してきました。
「私、なんでこんな虚しい食事してんだろ。もうやめよ」
そして案の定、午後にはものすごい空腹感がおそってきました。
こうして私の3日間の「フルーツデトックスダイエット」は終わりました。
その3.ご飯やおかずの温かい食事を普通に食べたい
その2とかぶりますが、本当に冷たいフルーツだけのの食事はわびしいです。
温かいご飯やおかずに慣れきった胃袋には思った以上に辛いです。
独り暮らしの私でも耐えられないのに、家族と一緒に食事をする人はもっと辛いかもしれません。
「お金がかかる」「常に新鮮なフルーツを用意するのが面倒」はおまけみたいなものです。
フルーツデトックスの「空腹感」と「わびしさ」に耐えられたなら、どうということはないと思います。
まとめ
私が失敗した「フルーツデトックスダイエット」ですが、「空腹感」と「わびしさ」に耐えられるのなら、健康的に痩せられるのではないかと思います。
興味を持ったらしっかり本を読んで、正しく取り組んでみてください。
もし失敗したとしても「フルーツに少しお金がかかっちゃったね」程度で済みます。
「一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?」には健康に役立つ有用な情報も多くありますが、中には科学的な根拠があいまいな「?」と思うような主張もあったりします。
「酵素」全般の記述や、エセ医学によくある「好転反応」の言葉に、私は胡散臭さを感じました。
本に書かれた内容を全面的に信じるのではなく、自分が同意して納得できる部分を生活に取り入れるようにしてみてはどうでしょうか?